原作漫画は読んでいませんが、アニメは視聴済みです。
恋愛エピソードの爽やかさはもちろん良かったんですが、現実に生きる汚いおじさんは全くのファンタジーとして楽しみました。
共感できたのは中年ファミレス店長の心境です。
貧乏だけど楽しかった学生時代。
モラトリアムが終わって、やりたくないことをやり続けるサラリーマンとしての生活。
かつて思い描いていた人生とのギャップを感じながら、まだ捨てきれない将来への希望。
人生も後半に入ったおじさんとして、我が身に振り返って色々思うところがありました。
さて、Amazon Prime Videoで高評価の映画版。
主役の小松菜奈さんを始めとして配役はおおむねアニメ版のイメージにぴったりです。
1時間52分、スマホに手を伸ばすことなく集中して観ることができ、 文句ない実写化でした。
ここ数年、長い時間集中して何かをやることが苦手になって映画鑑賞も敬遠していましたが、たまには映画もいいもんだなと思いました。