8月20日放送のテレビ東京のドラマ『孤独のグルメ』で貴州火鍋が紹介されていました。
正直、貴州料理自体は癖のある風味が苦手なんですが、「火锅(huǒguō)」は帰国後に懐かしむこと確実な中国料理のひとつです。
「火锅」は地域によって食材やスープ、タレが異なるので、ひとくりに論じられるようなものでもありません。
それを承知であえて日本の鍋料理と比較すると、わたしが惹かれるポイントは次の2点になります。
- 自分で調合してタレを作れます。ポン酢やごまだれ、ネギなどシンプルさが日本では一般的ですが、中国ではタレや薬味の種類が実に豊富で、味変が楽しいのです。
- 豚の脳みそにアヒルの腸や血など、日本では見かけない臓物系の食材が豊富です。独特の触感がたまりません。
ここで紹介している写真は、中国で最も有名な火鍋チェーン店「海底捞火锅」のものです。
その特徴は味と言うよりも、接客サービス。
うっとおしいほど積極的で、やりすぎで時に腹が立つこともあります。
ただ、誕生日に行くとみんなで盛り上げてくれるので、出張者を連れて行くと喜ばれます。
ちょっと恥ずかしくなりますけど。
「海底捞火锅」や「小肥羊」などの有名店が日本に進出している現在、中国の鍋料理もいつの間にか「火鍋(ひなべ)」で通用するくらい珍しいものではなくなりました。
ただ、日本では価格も含めてやはり気軽には食べベられないでしょうね。
帰国までに飽きるほど食べたいと思います。