五五雑記

五十代無職の日常です

リタイア後の支出予算(2022年12月バージョン)

長い海外駐在から帰国しておよそ半年。

大物家電・家具も買い揃えて落ち着いて来た直近3ヶ月の生活費を元に、目前に迫る早期退職後の支出予算を検討してみました。

退職時の資産が何歳まで持つのか、その試算のベースともなります。

概要

こちらが実績と予算の一覧です。

左から9月から11月の実績、3ヶ月平均、予算、予算と平均実績の差異、備考となります。

月平均実績287,000円に対して、予算を270,000円と設定しました。

以下、詳細をコメントして行きます。

個別

家賃

実績30,000円に対して予算60,000円(100%増)。

退職により、会社の手厚い手当が無くなるのが痛いです。

これに伴い、家賃が高い現住地から実家に近い地方都市に移住予定です。

現在居住しているマンションからグレードを落として、家賃50,000円~55,000円程度の物件を探す予定です。

水道光熱費

実績5,989円に対して予算15,500円(158%増)。

水道料金の一部が実績に含まれていないことを差し引いても大幅な増加。

主要因は地方都市への転居に伴う都市ガスからプロパンガスへの変更リスクです。

retire-zakki.hatenablog.com

通信費

実績5,784円に対して予算5,000円(13%減)。

インターネットとスマホの通信費です。

実績には初期費用も含まれているので、予算はこんなもんでしょう。

社保及び税

実績116,667円に対して予算20,000円(83%減)。

現在月給から天引きされているのはざっくり100,000円です。

昨年は非居住者だったため住民税は支払っていません。

リタイア後は小遣い稼ぎ程度の労働しかしないつもりですので、住民税健康保険料は最低レベルの負担になります。

一方、国民年金保険料は付加保険料も含めて60歳までは支払う予定です。

仕送り

実績16,880円に対して予算42,000円(149%増)。

見た目大幅に増えているのは、老親への年2回の定期仕送りが3ヶ月実績に含まれていないためです。

さすがに無職の身で現役並はキツイので減額しますが、仕送りや小遣いや会食などは続けます。

極貧にかかわらず大学院まで行かせてくれた親への感謝の気持ちです。

食費

実績41,857円に対して予算50,000円(19%増)。

現在、出社時には社食やコーヒーなどで毎日800円程度消費しています。

リタイア後はこれが無くなって自炊生活にシフトするため食費は減少するはずです。

ただ、過度な節約は健康や精神にもよろしくないので、食べたい時は食べることができる余裕を持たせておきます。

実際には40,000円以内に収まればなと思っています。

交通費

実績2,067円に対して予算2,000円(3%減)。

この「交通費」とは日常生活で発生するもので、旅行や帰省など非日常の支出は含んでいません。

実は実績のほとんどは仕事関係で、プライベートの支出は数百円です。

インドア派という性格上、リタイア後は実際は1,000円以内に収まると思っています。

被服費

実績21,510円に対して予算2,500円(88%減)。

帰国後はコートなど主に冬物を揃えるために支出が増加しました。

服を一通り揃えた後は、底がすり減った靴の買い替えがメインになるでしょう。

日用品費

実績20,830円に対して予算3,000円(85%減)。

被服費同様の事情で、帰国後に家具・家電を買い揃えたため実績が過多となっています。

リタイア・転居後に購入を計画しているのは、大型モニタ(またはテレビ)とゲーム機くらいです。

趣味娯楽費

実績19,263円に対して予算58,000円(200%増)。

実績のほとんどは帰省にかかる旅費・交通費です。

リタイア後は実家近くに転居予定なので、帰省費用は大幅に減少します。

一方で純粋な旅行関係は増加するでしょうが、ありあまる暇を利用したお得なプランで節約したいと思います。

ただ、毎月旅行しようとは考えておらず、予算では積立分も考慮しています。

その他確実に発生する費用は2つです。

ひとつは、年間4,900円のアマゾンプライム

もうひとつは、リタイア後購入予定のXbox Series X/Sと月1,100円のXbox Game Pass Ultimate。

予算ではこれらサブスク費用を今後の値上げリスクも合わせて考慮しています。

医療費

実績4,415円に対して予算4,000円(9%減)。

原因不明の持病の治療(期待)と症状の緩和(期待)のために、ちょくちょくお金を使っています。

怪しげな高額な健康食品に騙される老人の気持ちが今ならわかります。

健康を本当に取り戻せるなら、多少のお金なんかどうでもいいんです。

ただ、試せる薬やサプリもほぼ試し尽くした感があるので、これ以上多額の出費はなくなるでしょう(期待)。

いずれにせよ、病気になると出費が増えるので健康には十二分に注意します。

雑費

実績1,840円に対して予算8,000円(335%増)。

家具・家電の買い替えの積立金をこちらに計上しています。

日常的に発生するのは2~3ヶ月に1度の散髪費くらいです。

まとめ

上記の通り、リタイア後の総支出予算を270,000円と定めました。

これに、支出増加要因としてインフレ、収入増加要因として65歳から受給する年金、一部資産の配当金などを考慮してあれこれ計算しました。

余程のことがない限り、90歳までは大丈夫だろうと思います。

 

また、総支出のうち、「社保及び税」、「仕送り」、「趣味娯楽費」の積立部分、「雑費」の積立部分を控除すると150,000円となります。

普段の生活では月150,000円以内の支出をとりあえずの目標として、リタイア後1年を目処に見直したいと思います。