五五雑記

五十代無職の日常です

口内炎に罹りました

ソーセージとじゃがいもを小さなフライパンで焼いてそのまま食卓へ。

熱々のそれを塩と黒胡椒と和辛子で頬張る。

そんな幸せな夕食の後、口の中の左上奥上部に違和感を感じました。

ぶよぶよした水ぶくれのようなものを舌先に感じます。

何度か舌先でつついていると破けて出血しました。

熱いものを食べて口の中をやられたことは何度もありますが、出血は初めて。

血の量は驚くほどではないですが、嫌な感じです。

2日ほど様子を見ましたが、歯磨き時やうがい時に吐いた水に依然として血が混じっています。

改めて口の中を見てみると、奥の方が真っ赤になっています。

普段であれば放って置くところですが、翌週は台湾旅行です。

旅行中に悪化するようなことがあると厄介なので通院することにしました。

口の中の痛みは何科を受診するべきか。

色々調べた結果、評判が良さげで予約も取れそうな耳鼻咽喉科に通いました。

症状としては口内炎という診断で、口の中に塗り薬を塗られて薬を処方されました。

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今年の目標のひとつは「歯科クリーニングや定期検診を除いて病院に行かない」でした。

ところが、4月にしてもう3度目の通院です。

まさかソーセージを食べて病院に行くことになるとは思いませんでした。

冷たいものは以前から気にしていましたが、今後は熱々のものも気をつけます。

西村賢太『雨滴は続く』(Audible版)

西村賢太の作品はこれまでに文庫本を6冊読んでおり、お気に入りの作家と言っていいでしょう。

3か月半額キャンペーンでAudibleに入会中なので、今回は初めてオーディオブックを聴いてみました。

Audible版の作品は2つあり、そのうちの1つが『雨滴は続く』です。

www.audible.co.jp

主人公はおなじみの北町貫多です。

根が暴力的な癖に小心者で、自尊心が高い癖に卑屈で、無神経な癖に繊細で傷つきやすいいつもの北町貫多。

無名だった若い頃の生活が描かれることが多いですが、今作では「どうで死ぬ身の一踊り」が2006年に芥川賞に初候補作としてノミネートされるまでのおよそ2年間を描いています。

主な登場人物は3名。

  • 風俗店で出会った「おゆう」こと子持ちの川本那緒子
  • 能登で挙行した清造忌で出会った若い新聞記者・葛山久子
  • 古書店落日堂の店主・新川

二人の女性の間で揺れ動く心と言えば聞こえはいいですが、色欲と金銭欲と藤澤清造で出来上がっている自分本位な男なので、甲斐甲斐しい行動を取ったと思ったら、形勢が悪くなると「淫売糞袋」だの「インテリ口臭女」だの悪口雑言をぶちまけます。

そして、なぜかとばっちりを食らって気の弱い新川が罵倒されます。

代わり映えしないいつものやつと言えばそうですが、短編ではなく今までにない長編でも飽きることなく読ませる(聴かせる)のは流石です。

 

残念ながら西村賢太は2022年2月に亡くなって本作が絶筆となっており、芥川賞の結果が出る直前で未完となっています。

もっと読みたかったなと思ってネットを調べると、追悼特集が組まれている雑誌をみつけました。

しかも本作の登場人物である葛山久子と古書店主新川のモデルとなった人物の手記やインタビューが掲載されています。

幸い近隣の図書館で蔵書されていたので、先日読みに行って来ました。

books.bunshun.jp

面白かったのは、「新川」こと朝日書林の荒川義雄氏の語る西村賢太の実像が北町貫多そのものだったのに対して、「葛山」の語るそれは若干違う雰囲気だったことです。

とりわけ酒癖が悪く、奥さんや娘さんから出禁を申し付けられていたなどと語る「新川」。

17年間文通を交わして、東京では何度も飲みに連れて行ってもらったが、いわゆる「好意」を感じることなく優しく接してもらったなどと語る「葛山」。

小説に書いてもいいですか?と聞かれたこともないし、どうせめちゃくちゃ書かれていると思うので読む勇気もないと語る「新川」。

本作連載前にモデルにして書きたいと言われたと語る「葛山」。

いずれにしても長く関係を保ち続けたのは、何かそれだけの魅力があったんでしょう。

 

まだ読んでない作品があるのでちょこちょこ拾って行こうと思いますが、本作の続編と言うか、芥川賞受賞後を描いた作品も読んでみたかったです。

任意継続から国民健康保険に変更しました

早期退職1年目は任意継続、2年目は国民健康保険

当初からそう決めていました。

退職時期によっては迷うこともあるでしょうが、わたしは昨年2月末退社以降ずっと無職で在職時から所得が激減したので国民健康保険一択です。

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4月から国民健康保険に加入ということで、3月早々に任意継続の「資格喪失申請書」を健保組合に提出。

3月上旬には「資格喪失証明書」を受領しました。

そして、4月初、市役所に出向きます。

年度始めで窓口も忙しいかなと思って朝イチに行きましたが、案に相違して1人待ち。

結果、市役所到着から手続完了までわずか10分で終わりました。

保険料納付は口座振替が推奨されていますが、楽天銀行などネット専業銀行は対応していなかったため、後日「口座振替依頼書」に都市銀行の口座を指定して送付することとなりました。

また、「前年中の収入(所得)金額がわかるもの」が手続きに必要とのことだったので退職時の源泉徴収票を持参しましたが、確定申告済みと伝えるだけで済みました。

帰宅後、任意継続の保険証に大きくバツ印を書いて健保組合に普通郵便で返送。

これで前の会社との関係が完全になくなりました。

 

新しい健康保険証は手続きから4日後、郵送されて来ました。

何だか頼りないペラペラの紙ですが、マイナンバーカードに紐付けしているので、これを持ち歩くこともないと思います。

マイナポータルの登録情報が国民健康保険に切り替わっていることも念のため確認して手続き完了です。

久しぶりに晴れていたのでついでに自転車で散歩
女連れのくまモンに遭遇しました

Xbox『Wasteland 3』北米版

『Wasteland 3』を先日クリアしました。

前作『Wasteland 2』同様、Xboxストアの地域設定を「米国」に変更してGame Passでダウンロードし、英語版をプレイしました。

retire-zakki.hatenablog.com

前作と比較して、今作の印象を一言で表すと

めちゃくちゃ遊びやすくなっている です。

UIが改善されているほか様々な点で親切設計となっており、プレイする上でのストレスが大幅に低減されました。

パッと思いつくところでは、

  • Inventoryがキャラクター個別ではなくパーティ共通となって管理が非常に楽になった
  • 死体からのLootがまとめてできるようになった
  • ステ振り直しが可能になった(前回はステ振りに失敗して途中で行き詰まってやり直した)
  • ワールドマップで本拠地へのファーストトラベルが可能になった
  • セリフがフルボイスとなって、英語の理解がスムーズになった

前作プレイ済みということもあって、世界観やシステムを理解していたというのも個人的には大きな利点でした。

また、前作発売から6年経過しており、PS2レベルだったグラフィックもずいぶんとキレイになっています。

Inventory画面がスッキリ

フルボイスは本当にありがたかった

アイテムの一括回収などUIは大幅に改善

前作の仲間 酔っ払いのスコッチモもプレイアブルキャラ

猫、オウム、ロボット、謎の男、クローンなど
ノンプレイアブルの仲間がかなり強力

ユーザーフレンドリーとなった反面、前作と比較すると自由度やランダム性が失われた感があります。

それをもっとも象徴するのがピックロックやアラーム解除などのスキルチェックです。

前作では成否が確率で決定されていたため、例えば40%の成功確率でもあえて挑戦して成功して喜んだり、失敗してひどい目にあったりする自由がありました。

今作では必要なスキルが不足しているとチャレンジすらできません。

またストーリーは意外性に乏しく、こいつがボス敵だろうなと序盤で考えていたキャラをラストで倒してあっさり終わりました。

この点、まさかの転戦があったりと先の見えない展開があった前作が優れていたように思います。

低い成功率でもあえてチャレンジさせて欲しかった

視界が同心円で設定されているので
眼の前にいるのに気付かれないというおかしなことに

レーガン大統領を神と崇める教団は良かったけど

www.xbox.com

以上、今年初めての「ゲーム」カテゴリーの投稿でした。

およそ1か月続いたひどい目の疲れは治まりましたが、その後は再発防止のために一日のゲーム時間を半減させています。

今年は手に取れるゲームが減るので、厳選して遊びたいと思います。 

運転免許証を更新しました

5年に1度の運転免許証の更新に行きました。

仕事でもプライベートでも可能な限り運転は避けて来たので、一貫してゴールド免許保持者です。

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空港近くの広大な運転免許センター

今回は熊本市への転居後初の更新。

近所で更新できないかなと調べましたが、市内の警察署はどこも対応していませんでした。

なぜか隣の菊陽町にある運転免許センターまで行くことを強要されます。

市のバスセンターからだと50分、640円。

自宅からだとドア・ツー・ドアで1時間半弱。

だるすぎます。

遠すぎる…

当日。

手続き開始時間が8時半ということで、その時間に合わせて7時頃家を出ました。

定刻通りバスに乗り、目的地に到着したのは8時20分。

運転免許センターの中に入ると、もう3つの列ができていました。

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8時半、係員が受付窓口に着座して行列が動き出します。

窓口で更新連絡書と免許証を提示して申請用紙を受領。

用紙に必要事項を記入後、視力のチェック。

そして、更新費用を支払います。

往復1,280円の交通費が発生すると分った時点で、これまで毎回負担して来た交通安全協会費は支払わないと決めていました。

無職ですし。

やんわり圧をかけられたら嫌だなと思っていましたが、「更新費用のみ」と「更新費用と交通安全協会費」のふたつの窓口が設けられていて、「更新費用のみ」に向かうと何ということもなく3,000円支払うだけですみました。

小心者なのでちょっとほっとしました。

その後は写真撮影。

8時半のスタートからここまで20分間で完了しました。

これは意外に早く帰れるかもと期待して優良運転者講習に向かいましたが、9時半開始ということを知りがっかりします。

まあ仕方がありません。

真面目に講習のビデオを観ます。

リスクだらけなので車なんか自分で運転するものじゃないなと、毎回感じることを今回も感じました。

講習終了後すぐに免許証を受領して10時に運転免許センターを後にしました。

その後は、せっかく辺鄙なところに来たので快晴の中散歩へ。

面倒な用件も済ませて、帰りは電車に乗り気分良く帰宅の途につきました。

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