これも洋書初心者向けの定番。
どんでん返しの連続で、『The Fim』と比較すると格段に面白い分かりやすさでした。
良い意味でご都合主義が活きています。
主人公のひとりである年老いたKate の回想から物語が始まるため、答え合わせをするような感じで先を予測しながら読めるのも楽しかったです。
ただ、後半の「Book Five, Eve and Alexandra」では常に疑問符が付いたまま読み進めることになってストレスを感じました。
あの Kate がいくら年老いたからって身辺調査も面会も電話も無しにこんな決断する?
ご都合主義でも構わないんですが、やっぱりベースの部分で不条理さを感じると冷めてしまいます。
とは言え、全般に面白かったので、 Sidney Sheldon はもう一冊読んでみるつもりです。