怪我の療養で実家の布団に20日間ほど寝っ転がっていました。
何もやれないので、Kindle unlimitedに1ヶ月だけ加入して読書三昧の日々。
読んだ本について簡単にコメントしておきます。
原田マハ
冒頭の現代パートには期待を抱かせるものがありましたが、舞台が戦前の日本に移ってからは読み進めるのがしんどかったです。
早々に結末が読めたのは良いとしても、とにかく色々と無理があり過ぎて。
特に主人公の言動は童貞か?とツッコミ入れたくなる気持ち悪さ。
文章は読みやすいので、何とか最後まで読むことができました。
恒川光太郎
ここまで突拍子もない設定だと、逆にこれはこういうものだと受け入れざるを得ません。
どう進んでどう終わるのか、最後まで興味途切れず読み終えることができました。
辻村深月
タイトル通りパッとしなかったなあ。
表現は上手いと思うところはあるけど、少年の心の動きに全く共感できず。
何冊か読んだけど、辻村深月の小説はどうもわたしには合わないようです。
池井戸潤
犬にきいてみろ 花咲舞シリーズ (Kindle Single)
Kindle Singlesは主に短編作品をバラ売りしたもの。
長編の合間の息抜きに最適。
近藤史恵
タイトルからは全く想像できなかった内容。
ジビエ料理と猟をテーマに、連絡短編の形で楽しませてもらいました。
三上延
ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)
ドラマや映画、漫画に展開しているので名前は知っていました。
ヒロインはもっとフワッとした儚げなイメージを持っていましたが、思ったよりもやり手。
古書の蘊蓄が楽しかったので2冊読んでしまいました。
たまたま最初に第8巻を読んでから第1巻に進みましたが、両者がリンクしているところが多かったのもラッキーでした。
角田光代
角田光代の小説は何冊か読んだことがありますが、エッセイは初めて。
こんなに旅好きだとは知りませんでした。
長い。
主人公の愚鈍な性格と相俟ってダラダラ感がキツかったです。
Amazonで高評価なのでいつか面白くなると我慢して読みましたが、結局ハズレを引いた感でちょっと脱力してしまいました。
小川洋子
独特の空気感。
ちょっと前に読んだ『博士の愛した数式(新潮文庫)』の方が好きかな。
貴志祐介
嫌悪感を抱かせる表現力は相変わらずでした。
わざわざ危険に足を踏み入れに行く主人公の行動にちょっとイラッ。
橘玲
新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
小説『マネーロンダリング (幻冬舎文庫)』はずいぶん以前に楽しみました。
コラムもちょいちょい読んでましたが、まとまったものは初めて。
ちょっと古い本なので新しい発見は少なかったですが、やっぱり言語化が上手い。
もっと早く出会えていたら(セミ)リタイアへの動きも早まっていたかもしれません。
『スピリチュアルズ』はテーマに興味が持てず、途中で挫折しました。
こういう青春時代の自伝だったり自伝的な青春小説は全般に好き。
カン・チュンド
つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!
著者の ブログ | 投資信託クリニック は毎日読んで参考にさせてもらっています。
良書だとは思うんですが、昨年の帰国後に投資を始めたわたしにとってはまだピンと来なかったですね。