「管理職に向いてないなあ」
わたしは 10年ほど管理職を務めているんですが、こう自己嫌悪に陥る場面がよくあります。
最も頻繁に実感するのが、スタッフが押印依頼に来る場面です。
コロナ以降、世問では印鑑廃止が声高に叫ばれていますが、わが社のアナログ承認システムが改まる気配はありません。
急ぎでない書類は書類箱に積まれるんですが、「これは急ぎである」とスタッフが判断した場合は、わたしの座席までやって来て押印を依頼します。
イラッとします。
「それ、本当に急ぎなの?」
「邪魔をするんじゃないよ」
仕事に集中している時、ボーッと考え事をしている時、コーヒーを飲もうと手を伸ばした時、とにかく自分が何かをやっている時、やろうとしている時に中断を求められると、本当に腹が立ちます。
子供みたいだなと思われるかもしれませんが仕方がないです。
そういう性分なんです。
それこそ子供の頃から。
スタッフはルール通り上司の承認を求めに来ているわけですから、褒められこそすれイラッとされるいわれはありません。
迷惑な話です。
こういう時思うんです。
「管理職に向いてないなあ」
「早く会社を辞めたいなあ」