リンク先は「吹替版」ですが、実際に見たのは「中国語版」です。
日本で高評価を得ていたのは知ってはいましたが、これまでいまいち手が伸びませんでした。
ずっと以前、 テレビ版を見た時の印象が「悪くはないけど小さなお子様向け」で、 5話目くらいで見るのをやめたからです。
先日、中国国内を旅行した際、 ホテルのテレビで視聴できたので見てみました。
ストーリーや設定はよく言えば王道、悪く言えばありきたりです。
「…系」や「領域」といった術語で表現される特殊能力。
一見弱そうな外見の主人公に隠れた恐るべき能力。
人間の乱開発によって住処を奪われた妖精や動物たち。
特に前半、島を出るまでの流れはとても退屈でした。
ただ後半はそれなりに楽しめましたし、ラストシーンもグッと来るものがありました。
なんだかんだ王道は強いですね。
技術的なことには詳しくないですが、これも後半のバトルシーンで門外漢なりに凄さが伝わって来ました。
留学時代にテレビで見ていた『海尔兄弟』を思い起こすと、中国アニメはここまで来たかと隔世の感があります。
そういうわけで「見て良かった」というのが全般的な感想なんですが、最初から最後まで違和感というか不満を感じた部分があります。
声優です。
まるで声優は男女それぞれ4~5人しかいないんじゃないかと感じられるほど、 中国のCMやナレーションの声には規格化されたような特徴があります。
この作品でも、特にメインキャラクターである無限と風息にこの中国あるある声が強く感じられて、ストーリーに没入することができませんでした。
無料で見るチャンスがあれば、吹替版も見てみたいなと思います。