もう10年以上前、期間長めの中国出張によく行っていましたが、本場の中国料理に飽きる時がありました。
そういう時は、マクドナルドやKFC、ピザハットなど日本ではほとんど行かないけど中国でもおなじみなお店にお世話になりました。
味千拉面(wèiqiān lāmiàn、味千拉麺)もそのひとつです。
味千ラーメンは2022年6月時点で中国に669店舗あるそうで、空港を始めとして中国各地で昔からよく見かけたものです。
提供されるラーメンはまずいとまでは言わないまでも、日本だったら行かないだろうなというレベル。
ただチャーハンは美味しかったので、チャーハンと一品料理をいくつか注文というのが常でした。
そんな味千ラーメンですが、本店というかフランチャイズ元は日本にあります。
しかしほとんどが熊本県内で展開されているため、わたしは日本では行ったことがありませんでした。
熊本に転居したら行ってみようと思っていた味千ラーメン本店に行って来ました。
本店は熊本の主要スポットのひとつである水前寺の熊本県庁のすぐ近くにあります。
おなじみのマスコットキャラクターもお出迎え。
さっき調べて初めて知りましたが「チイちゃん」というらしいです。
店舗内は木造建築を意識した落ち着いた雰囲気。
開店の11時に入ったので先客は2名だけでしたが、この後、続々と人が入って来ました。
コロナ対策の名残なのかどうなのか、カウンターは隣の席との間隔が広く、ゆったりと座ることができました。
今回注文したのはパイクー麺。
30年前に台湾旅行で食べた「排骨面(páigǔmiàn )」は本当に美味かったな。
そんな思い出に惹かれてしまいました。
チャーハンと唐揚げのセットで1,490円です。
しばらくして出て来たパイクー麺。
ものすごく大きい。
ものすごく分厚い。
豚だったり羊だったり、この手のデカい肉は中国ではよく食べたものでしたが、帰国後はすっかり遠のいていました。
久しぶりの中国感。
しかも柔らかい。
唐揚げも美味い。
これは当たりですね。
なお、今回とは別の日に普通の豚骨ラーメンも食べました。
普通に美味しい熊本ラーメンでした。
味千中国の味はもはや覚えていませんが、スープも麺も全く違うはずです。
同じレベルだったら、それこそ何度も行ったはずですから。
FC展開が基本のようですから店舗ごとに当たり外れがあるかもしれませんが、少なくとも本店は間違いないと思います。